前回までに、ついつい時間を浪費してしまう行動をどう抑制するかということをお話ししました。今回は時間をどう捉えて、趣味に時間を使うかというお話です。
前回までの内容に誤解がないように付け加えると、テレビやスマホを止める例に挙げましたが、趣味や息抜きに時間を使う事は良いことです。僕の場合、勉強・パルクール・スマホあたりがそうです。ただ、どんな事でもダラダラとやってしまうのはあまり良くないので行動にメリハリをつけるのが大事ということです。
自分の時間がどれだけあるか見える化する
やらなければいけない事に使っている時間を割り出して、自分のために使える時間を認識しましょう。例えば仕事や家事等の予定から外せないものですね。移動時間が必要な場合はそれも加味してください。
僕は1週間単位で組み立てて微調整をしていますが、様々なライフスタイルがあるので自身に合う形で大丈夫です。紙に書きだしても良いですが、手帳やGoogleカレンダーを使うと調整もしやすく分かりやすいかと思います。
例えば、睡眠~夕食後の片づけまでをざっくり書き出して
6時起床で7時間睡眠をとりたい場合、23:00~6:00
起床~夕食・後片付けが終わる時間が20時なら、6:00~20:00
(特にルーチンがない時間)
風呂に入る、翌日の準備、残った家事等21:30~22:50
となった場合、20:00~21:30までの1.5時間は空白の時間です。少ないと感じるかもしれませんし、多いと感じるかもしれません。どちらにしても時間はありますね。
まず現状を数値化するのが大事です。
そしてif-thenルールを活用
この残り時間があると意識して、自分の趣味ややりたいことに使ってみましょう。
この1時間があると意識できていないと、手近な暇つぶしに手を出してしまいやすくなります。短時間でも趣味に時間を使い切ることができれば生活に対する満足感も高まります。また、時間がないという感覚が薄れて時間に追われているという焦りも軽減されます。
ここで行動を起こすのにもif-thenルールが役立ちます。
「20時になったら、外に出てジャンプの練習を始める」
「VS嵐を見終わったら、英語の勉強を始める」
のように、行動のきっかけにするポイントとやりたい事を具体的に決めてください。
※注意:行動は自発的に決めるもの
これを実践する場合、自分の意志でルールを作るのが前提です。
自分の意志で決めた行動を決めた通りに行う過程で、計画性、意志力、自制心が育ちます。また、想定と違う部分が出れば計画の不備を修正する、柔軟性を持たせることになるので、より実効性が高い計画を立てられるようになります。最初から完璧を目指すと挫折しやすいので、多少の失敗は割り切り、挑戦と改善を繰り返して少しずつ良くしていきましょう。
ここまで長々と書いて
全然パルクール関係ないじゃんと思われた方もいるかもしれないので、軽く補足します。ついでに、ここまでの要点を5つにまとめます。
・自分の置かれている環境・状況を具体的に認識する。
・自分の意思で行動を起こして、その結果に向き合う。
・目標や改善点を発見して、そのための取り組みを考える。
・行動や動作を繰り返して、自然にそうできるレベルまで定着させる。
・前提に疑いを持って、より良い形を探す。
つまり、パルクールしていると自然と使うことになる思考様式です。これを日常生活や習慣の改善に活用しようというのが今回のお話です。常々、パルクールは他のことにも使えますという話の一例がこれですね。ただの運動ではなく、思考法でもあり、メンタルトレーニングでもありライフスタイルでもあります。
というわけで、習慣化と時間の使い方についてのお話でした。この内容が何かのお役に立てれば嬉しく思います!
本当は1,2回で終わらせたかったんですが…難しいですね…!3回に分かれちゃったのは説明力・要約力不足なので、僕の今後の課題となります。
それでは!